■輪島大士(わじま ひろし)
□肩書き
大相撲力士(第54代横綱)(81年引退)
プロレスラー(88年引退)
□本名・旧四股名
輪島博
□年寄名
花籠大士
□生年
1948(昭和23)01.11(山羊座/A型)
□没年
2018(平成30)10.08(享年70)咽頭がん
□出身地
石川県七尾市石崎町口部
□出身校
市立石崎小学校
市立香取中学校
私立金沢高校
日本大学
□略歴(満年齢)
70年(22歳)1月場所で幕下付け出しで初土俵。
72年(24歳)9月場所後に大関に昇進。
73年(25歳)5月場所後に第54代横綱に昇進。
81年(34歳)3月場所で大相撲引退。
86年(39歳)全日本プロレスに入門。
※大相撲通算成績:
673勝234敗85休、優勝14回、殊勲賞3回、敢闘賞2回
※主な出演:
テレビ「生でダラダラいかせて!!」「サンデーモーニング」
CM 「資生堂 アウスレーゼ」「学生援護会」「ピップエレキバン」
□サイズ
185㎝
■輪島大士
□幼少時代〜
・実家は理髪店とパン屋を兼業。
・生まれた時の体重は4500グラム。
・長男。妹がいる。
・祖父母に溺愛されて育った。
・小3の時、相撲を始める。
わんぱく相撲小学生大会で優勝。
・中学時代、怪我を心配する祖父母と両親の為に野球部に偽装入部して相撲を続けた。
・中1の時、奥能登大会優勝。
・相撲でスカウトされて高校に入った。
・高校時代、監督宅に下宿。
・高校時代、将来有名になった時に備えてサインを練習。
・高1の時、国体で個人優勝。
・監督の薦めで大学に進学。
・大学時代、2年連続学生横綱。
・大学時代、通算14タイトルを獲得。
■輪島大士
□私生活
・好物…トロの握り。北京ダック。イモの煮ころがし。おから。
・嫌いな食べ物…穴子。うなぎ。どじょう。
・若い頃、高級クラブで毎晩豪遊して「夜の帝王」と呼ばれた。
・相撲の懸賞金は常にその日のうちに使い切っていたので
翌年の税金800万円を支払えなかった(相撲協会に立て替えて貰った)。
※懸賞金は「あらかじめ税金分を天引き」に制度変更された
・下咽頭がんの手術を受けて声を失った(=13年)。
・歯医者が苦手(ドリルの音が嫌い)。
・蛇、カエル、ミミズが苦手。
・相撲の現役時代、部屋を出てホテルに住んでいた。
・愛車はリンカーンコンチネンタル。
・長男・大地が夏の甲子園に投手として出場(天理高校=17年)。
・テレビ番組の打ち合わせで妻(高橋留美)に初めて会った瞬間に引き込まれた。
アメリカからラブコールをして交際を始めた。
・妻(高橋留美)の両親は相撲ファン。
実家に横綱時代の輪島と妻の一家が一緒に写っている昔の写真がある。
■輪島大士
□人間関係
・貴ノ花利彰…親友。10代の頃からの仲。
「満」「輪島」と呼びあう。
72年9月場所後に大関同時昇進。
貴ノ花と藤田紀子のデートに毎回輪島が同行して3人で遊んだ。
・輪島功一…友人。遠い親戚(仲良くなった後で調べて貰って判明)。
輪島功一の試合を何度も応援。輪島功一の結婚式に出席。
・デーモン閣下…友人。よく一緒に食事。デーモンのライブに行った。
輪島の葬儀で弔辞を述べて自作曲「千秋楽」を歌った。
・北野大…友人。
・北の湖敏満…現役時代のライバル。毎場所のように優勝争い。
44回対戦して輪島23勝北の湖21勝。
「輪湖(りんこ)時代」と称された。
・石橋貴明、木梨憲武、定岡正二、福澤朗…テレビ「生ダラ」で共演。
石橋から「ワジー」と呼ばれた。
・ジャイアント馬場…プロレスの師匠。
・天龍源一郎…プロレスのライバル。
・田中英寿(日本大学第12代理事長)…日大相撲部の1年先輩。
高校・大学時代のライバル。
・マイク・タイソン…入院中にお見舞メッセージを貰った(プロレス時代)。
・五月…花籠親方の長女。81年結婚、?年離婚。
・高橋留美…元テレビ制作会社勤務。96年12月結婚。23歳年下。
・子供:
長女…博美。96年5月誕生。
長男…大地。
■輪島大士
□エピソードなど
・たたき上げの力士から「学生さん」と見下された。
・新十両の時に「ザンバラが目に入る」とパーマをかけて親方に怒られた。
・初土俵から7場所で新入幕。
・初土俵から15場所で初優勝。
・当時はタブーとされていたバーベルをトレーニングに取り入れた。
・当時は推奨されていなかったランニングで下半身を鍛えた。
・大関昇進時に四股名を「輪島博」から「輪島大士」に改名。
・145年ぶりの石川県横綱。
・高見山から強烈な張り手をわき腹に貰った時に手の跡が3日間消えなかった。
・腰痛などで3場所連続休場後に締め込みを金色に替えた(=75年)。
・得意技は左四つからの強烈な下手投げ。「黄金の左」と呼ばれた。
・シングル「望郷賦」をリリース(=78年)。
・大相撲引退と同時に結婚して花籠部屋を継いだ。
・妻(五月)のガス自殺未遂事件で2階級降格(=82年)。
原因は輪島の女性問題と噂された。
・花籠明跡担保の借金問題で相撲協会から廃業の裁定を下される(=85年)。
輪島の借金問題で花籠部屋は消滅。
・プロレス時代、「受け身ができない」「リング外に落ちる事ができない」と酷評された。
・プロレスの必殺技は「ゴールデンアームボンバー」。
・プロレスラー時代に黄色のパンツを身に付けていた。
・テレビ「生ダラ」で天然発言を連発。
・学生援護会ROCBULL(アメリカンフットボール)の総監督(=91年)。
・アメリカンフットボール日本社会人協会理事。
・長野五輪聖火ランナー(=98年)。
・相撲のキューバ代表監督(=01年)。
・石川県親善大使(=05年)。
凡例:18.01現在=2018年1月現在