■由利徹(ゆり とおる)
□肩書き
芸人 俳優
□所属
ムーランルージュ新宿座(42年〜51年)
脱線トリオ(56年〜61年)
□本名
佐々木清治
□旧芸名
南啓二
宇留木三平
□生年
1921(大正10)05.13(牡牛座)
□没年
1999(平成11)05.20(享年78)肝臓がん
□出身地
宮城県石巻市
□略歴(満年齢)
59年(38歳)映画「カックン超特急」主演。
62年(41歳)映画「ニッポン無責任時代」出演。
74年(53歳)ドラマ「寺内貫太郎一家」出演。
※他の主な出演:
映画「網走番外地シリーズ」「トラック野郎シリーズ」「ハレンチ学園」
ドラマ「時間ですよ」「ムー」「ゆうひが丘の総理大臣」
■由利徹
□幼少時代〜
・父親は大工。
・6人きょうだいの次男(3男3女)。
・小3の時、レビュー劇団に入団を志願して断られた。
・勉強は苦手だった。
□私生活
・酒が好き。
・飛行機が嫌い。
・住んでいた所…東京都杉並区。
・外国が苦手。
・ケンカで留置場に入れられた事がある。
■由利徹
□人間関係
・佐山俊二…盟友。
・レオナルド熊…弟分。
・八波むと志、南利明、由利徹…脱線トリオのメンバー。
3人で痛飲してタクシー運転手とモメて警察のお世話になり、
釈放時に「脱線しちゃったな」と由利が呟いて「脱線トリオ」を名乗る事になった。
八波は自動車事故で37歳で他界。
・大泉滉…多数の映画にコンビで出演。
・高倉健…映画「網走番外地」シリーズで共演。
・北島三郎、千昌夫、小林幸子…舞台公演で多数共演。
・森繁久彌…同時期にムーランルージュ新宿座に在籍。
・たこ八郎…弟子。
・志村けん…志村に弟子入りを志願されて断った。
・高平哲郎…由利に関する著書「喜劇役者の時代」の作者。
・明美(秀子)…SKD出身。?年結婚。
・子供:
長男…裕二。
次男…浩二。
■由利徹
□エピソードなど
・19歳の頃、悪友と一緒に家出して上京。
叔母の家に居候して梱包の仕事をした。
・陸軍に召集されて暗号要員として中国戦線に出征。
・ムーランルージュ新宿座で活動。
・新宿セントラル、横浜セントラルで幕間コント(ストリップ劇場)。
・第2回帝劇ミュージックオペラ「マダム貞奴」出演(=51年)。
・50年代後半の脱線トリオの最盛期は超多忙。
映画は年20本以上、テレビは月40本、舞台にも出演。
・主なネタ…パントマイム「花街の母」。
・主なギャグ…
「オシャ、マンベ」
「チンチロリンのカックン」
「どーしてそうなのョ」
・「オシャ、マンベ」は映画「網走番外地」シリーズの長万部ロケ中に思いついた。
・「アチャラカの第一人者」と呼ばれた。
・女性に色目を使う社長を多数演じた。
・「全てのお笑いはセックスにつながる」が持論。
・キャバレーの営業が好き。
・根は照れ屋。普通の演技は恥ずかしい。
・日本喜劇人協会会長に就任(=91年)。
・赤塚不二夫など見舞客が酒盛りしている中で最期を迎えた。
凡例:20.01現在=2020年1月現在