渡哲也
■渡哲也(わたり てつや)
□肩書き
俳優
□本名
渡瀬道彦
□生年
1941(昭和16)12.28(山羊座/B型)
□没年
2020(令和02)08.10(享年78)肺炎
□出身地
島根県安来市→兵庫県淡路市(淡路島)
□出身校
三田学園中学校
三田学園高校
青山学院大学経済学部卒業
□略歴(満年齢)
65年(24歳)映画「あばれ騎士道」出演。
76年(35歳)ドラマ「大都会」出演。
79年(38歳)ドラマ「西部警察」主演。
※他の主な出演など:
舞台 「信長」
映画 「紅の流れ星」「仁義の墓場」「誘拐」
ドラマ「太陽にほえろ!」「代表取締役刑事」「義経」
CM 「宝酒造 松竹梅」「日本コカコーラ ジョージア」
楽曲 「くちなしの花」
□趣味
絵画 麻雀 たき火 ゴルフ 釣り 柔道 トレーニング
□特技
空手2段 水泳
□サイズ
180㎝
□特記事項
・弟は渡瀬恒彦
■渡哲也
□幼少時代〜
・父親は日立製作所のサラリーマン→洋品店経営。
・4人兄弟。3歳年下の弟(渡瀬恒彦)がいる。
・明治生まれの父親は頑固一徹でとても厳しかった。
何かにつけてよくビンタされた。
・父親に言われて警察の道場で柔道を習った。
・6歳の時に兄が他界、
12歳の時に弟が他界。
・子供の頃は引っ込み思案だった。
・小学校時代、父親に毎日夜中まで勉強させられた。
・中3の時、「団体生活で独立心を養うように」と父親に言われ、
全寮制の三田学園に転校させられた。
・高校時代、よくケンカをする不良だった。
真っ赤なシャツを着て友人と一緒に毎晩スタンドバーに行った。
タバコを見つかってよく先生に怒られた。
成績は急降下。停学処分を受けた。
父親から400字詰め原稿用紙3枚の手紙を貰って改心(大人になった後も保存)。
・学生時代、石原裕次郎に憧れていた。
1時間以上電車に乗って神戸に行って裕次郎の映画を観た。
友人と金を出しあって裕次郎ファッションの服を買って交代で着た。
・大学時代、空手道部。
・大学4年の時、整備士志望で日本航空の入社試験を受けた(不合格)。
■渡哲也
□私生活
・好物…鮭のおにぎり(毎日朝食に食べる)。
バッテラ。カニみそ。このわた。
大福。ソフトクリーム。
アメリカンコーヒー(1日10杯以上)。
・嫌いな食べ物…山芋。納豆。
・酒が好き。
40歳まではビール1杯が限度だった。
だらだらと朝まで飲んでしまう事がある。
自宅の庭でたき火をしながら飲む。
・05年頃に禁煙。
以前はピースを1日2〜3箱のヘビースモーカーだった。
・毎月定期健診を受ける。
・持病…肺気腫。呼吸器系疾患。
調子が悪い時は酸素吸入器を装着して生活。
・葉間肋膜炎で6ヵ月入院(=72年)。
・膠原病を患った(=73年)。
・左胸膜癒着症で9ヵ月入院(=74年)。
※大河ドラマ「勝海舟」を途中降番
・原因不明の40℃以上の高熱が10日以上続して5ヵ月入院(=75年)。
・直腸がんの手術を受けて人工肛門を形成(=91年)。
・初期の大腸がんの内視鏡手術を手術を受けた(=97年)。
・肺炎で入退院を繰り返しながらドラマ「義経」の収録に参加(=04年)。
・急性心筋梗塞の緊急手術を受けた(=15年)。
理学療法士の指導でストレッチ、自転車こぎなどのリハビリ(週3回=17.10現在)。
・仕事に行く前に自分で洗腸をする。
体温とほぼ同じ温度のお湯を人工肛門から注入、調子がいい時は15分で終わる。
洗腸は挑戦した人の9割が挫折するという難しい技術。
洗腸できないと常時便用の袋を付けていなければならないので必死で習得した。
・父親も直腸ガンを手術して人工肛門だった。
遺伝的にガン体質なので本当は酒もタバコもやらない方が良いが、
酒もタバコをやらなくても早死にする人もいるのであまり気にしない。
・エイズ撲滅チャリティー、小児ガン撲滅キャンペーンなどを主催。
・住んでいる所…東京都大田区(=98年現在)。
・たき火が大好き。自宅の庭にたき火用の炉がある。
客が来ると焼芋をふるまう。近所の人に何度も通報された。
・ゴルフが大好き。
手のひらにゴルフだこがある。
時間が許す限りゴルフをやる。
・年に3回淡路島に墓参りに行く。
・座右の銘…乾坤一擲・剛毅果断。
・長渕剛の歌が好き。カラオケで「とんぼ」をよく歌う。
・長男をスパルタ教育で育てた。
・20代の頃は暇さえあれば女性と遊ぶ事を考えていた。
・何歳になっても若い女性にちょっかい出す男でありたいと思っている。
■渡哲也
□人間関係
・みのもんた…親友。家族ぐるみのつきあい。
毎年夏に箱根でゴルフ合宿。毎月電話でバカ話。
・三浦友和…家族ぐるみのつきあい。ドラマ「西部警察」で共演。
山口百恵から引退コンサートのマイクを貰った(石原裕次郎記念館に展示)。
・館ひろし…友人。石原プロの後輩。
毎年大晦日に渡の自宅に来てたき火をしながら酒を飲んで除夜の鐘を聞く。
渡を「おやかた」と呼ぶ(お館様の意)。
・西城秀樹、西川きよし…友人。
・目黒祐樹…いきつけのカラオケスナックの常連同士、デュエットで歌う。
・長島茂雄…同じゴルフ練習場を使っている。
・浅丘ルリ子…デビュー映画「あばれ騎士道」で浅丘の相手役を務めた。
・松原智恵子…日活時代に多数の映画で共演。
・吉永小百合…日活時代に多数の映画で恋人役で共演。
CM「宝酒造 松竹梅」で共演(=98年〜)。
映画「長崎ぶらぶら節」で共演(=00年)。
・多岐川裕美…デュエット曲「めぐり逢いしのび逢い」をリリース(=82年)。
・いしだあゆみ…デュエット曲「わかれ道」をリリース(=87年)。
・萩本欽一…萩本が監督した短編映画「港」に主演(=93年)。
・牧村三枝子…渡がプレゼントしたシャネルのハンドバッグを宝物にしている。
・古手川祐子…渡を「おにいちゃん」と呼んで憧れている。
・田中美奈子…渡を「芸能界の父」と慕っている。
ドラマ「ゴリラ 警視庁捜査第8課」で共演。
・池田努、徳重聡、石原良純、峰竜太、神田正輝、舘ひろし、
寺尾聰、苅谷俊介、渡哲也、石原裕次郎
…石原軍団の主要メンバー(過去に在籍を含む、年齢順)。
・高橋英樹、和田浩治、浜田光夫、中尾彬、渡哲也、津川雅彦、
赤木圭一郎、小林旭、川地民夫、岡田真澄、石原裕次郎、長門裕之、
宍戸錠、野呂圭介、名和宏、二谷英明、
和泉雅子、梶芽衣子、吉永小百合、松原智恵子、松尾嘉代、笹森礼子、
浅丘ルリ子、白木万理、芦川いづみ、北原三枝、南田洋子
…日活出身(年齢順)。
・柴田理恵…渡哲也に憧れてサングラスをかけていた(高校時代)。
・中田喜子…渡の大ファン。
・有吉弘行、大仁田厚、駒田徳広、大沢逸美…渡のファン。
・渡瀬恒彦…弟。俳優。
・錦織圭…遠い親戚(渡の祖母と錦織の母方の曾祖父がきょうだい)。
・俊子…?年結婚。大学の1年後輩。
・子供:
長男…暁史。34歳、会社員(=07.10現在)。
■渡哲也
□エピソードなど
・弟と空手部の友人が勝手に浅丘ルリ子の相手役オーディションに履歴書を送った。
俳優になる気はなかったので撮影所見学のつもりで行ったら、
オーディションを受ける前に食堂でスカウトされた。
・最後のニューフェースとして日活に入社。
・「石原裕次郎の弟分」として売り出された。
・「純愛のブルース」で歌手デビュー(=65年)。
・デビューから日活が映画製作を一時中止するまでの6年間で50本以上の映画に出演。
・シングル「くちなしの花」がヒット(=73年)。
・紅白歌合戦初出場(=74年)。
・ドラマ「水戸黄門」(第1部)にゲスト出演。
・ドラマ「西部警察」は毎回ド派手なアクションがあった。
爆破などで破壊した車両総数は4680台(1話平均20台)。
飛ばしたヘリコプターの総数は600機。
第1話で巨大装甲車が銀座を走った。
各回の制作費は映画と同規模。
・石原裕次郎逝去後に石原プロ社長に就任(=87年)。
・石原プロの忘年会は多い時は700人が集まる(ホテルを貸し切って開催)。
・根は人嫌いの話下手で大勢の前で演技するのは得意ではない。
・仕事の時には豪華キャンピングカーを使用(石原プロの伝統)。
・役作りは一切しない。演出家に言われた通りに演じるように努力する。
・阪神淡路大震災の被災地で石原軍団を率いて何度も炊き出しを行った。
・自伝「渡哲也 俺」を上梓(毎日新聞社=97年)。
・ホームドラマ「想いで、かくれんぼ」に主演(=00年)。
・撮影中の交通事故でドラマ「西部警察2003」が制作中止(=03年)。
石原プロの若手俳優・池田努が運転するクルマが見物客につっこんで5人が負傷。
渡が被害者を見舞って土下座で謝罪。
・シングル64曲をリリース(=03.12現在)。
・ドラマ「弟」で石原裕次郎の父親を演じた(=04年)。
・ゲームソフト「龍が如く」に声優として出演(=05年)。
・芸能生活40周年の集大成としてベストアルバム「渡哲也」をリリース(=05年)。
・ドラマ「マグロ」の撮影で体長2mの大物を釣った(=06年)。
・「クイズ・ミリオネア」で全問正解1000万円の直前でドロップアウト、
賞金750万円を小児がん患者に寄付。
・ドラマ「帰郷」で弟・渡瀬恒彦と40年ぶり2回目の共演(=11年)。
・CM「宝酒造 松竹梅」で石原裕次郎と編集技術で共演(=20年)。
・自伝「流れゆくままに」出版(=21年)。
凡例:20.01現在=2020年1月現在