水野晴郎

水野晴郎

■水野晴郎(みずの はるお)

 

□肩書き

 映画評論家 

 

□本名

 水野和夫

 

□生年

 1931(昭和06)07.19(蟹座/A型)

 

□没年

 2008(平成20)06.10(享年76)

 

 

□出身地

 岡山県高梁市

 

□出身校

 慶応大学文学部通信課程卒業

 

□略歴(満年齢)

 61年(29歳)日本ユナイトの宣伝部長に就任。

 72年(41歳)テレビ「水曜ロードショー」解説(〜97年)。

 96年(65歳)映画「シベリア超特急」原作・製作・監督・脚本・主題歌作詞・主演。

 ※主な出演:

  映画「落陽」

 

□趣味

 警察の研究 警察グッズ収集 国分寺研究 旅行 ドライブ


■水野晴郎

 

□幼少時代〜

・父親は電気技師。

 満州鉄道で電気関係の仕事に従事。

・弟が3人、妹(17歳年下)がいる。

・2歳の時、父親の仕事の都合で旧満州に渡った。

・記憶に残っている初めての映画は父親に肩車されて観た「丹下左膳」。

・父親は躾に厳しかった。

 怒ると家具をひっくり返していた。

・終戦後約1年間、食うや食わずで満州の地をさまよった。

・14歳で故郷の岡山に引き揚げてきた時、町は焼け野原で夜はよく停電していたが、

 映画館は自家発電で明かりがともっていた。

 帰国後はじめて観た映画はチャップリン「ライムライト」。

・家計を助ける為に果物屋の丁稚奉公や本の行商などをしながら夜間高校に通った。


■水野晴郎

 

□私生活

・子供の頃の食糧難のトラウマで常に満腹の状態でないと落ち着かない。 

 1日4〜5回食事を採る。

・酒は飲めない。

・自宅兼事務所で吐血して入院(一時は意識不明の重体=06年)。

・階段を踏み外して転倒して背骨を骨折(=07年)。

・好きなドラマ…「大地の子」。

・難解な芸術作品より誰でも楽しめる娯楽作品が好き。

 ヒッチコック監督作品が大好き。

 一番好きな映画は「我等の生涯の最良の年」。

 「風と共に去りぬ」は38回観た。

・江戸時代の庶民文学に興味関心がある。

・短気な性格。

・21歳の時、父親が電気工事の感電事故で他界。

・ゲイの噂がある。

・24歳の頃、同棲をしていて結婚を考えた女性がいたが、

 母親が他界して弟や妹の面倒を見なければならなかったので結婚は諦めた。

・相手の夫公認で不倫交際中の女性がいる。※「スポーツ報知」00年1月11日号


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□人間関係

・かたせ梨乃…映画「シベリア超特急」主演。

・長門裕之、草笛光子、寺島しのぶ…映画「シベリア超特急2」出演。

・浅草キッド、みうらじゅん…映画「シベリア超特急」のファン。

・澄子…妹。事務所で仕事を手伝ってくれる(=97年現在)。

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□エピソードなど①

・高校卒業後、地元の郵便局の貯金課に出納係として勤務。

 紙幣を数える大会で岡山県1位。

 仕事の後で連日映画館に行った。

・24歳の頃、映画関係の仕事を熱望して東京で履歴書を配り回り、

 雑誌「映画の友」の編集をしていた小森和子の紹介で20世紀フォックス社に入社。

・20世紀フォックス社入社当初の身分は毎週契約更新のアルバイト扱いだったので、

 クビにならないように必死で自ら仕事を探した。

 山積みになっていた海外からの英文ニュースを辞書と首っ引きで翻訳、

 「フォックスニュース」としてガリ版印刷して新聞社や通信社に配って歩いた。

 「フォックスニュース」の評判が上司の耳に届いて正社員になった。

・25歳の時、母親が他界して3人の弟と幼い妹を東京に呼び寄せて6畳のアパートで生活。

 給料だけでは生活できなかったので週刊誌に映画の原稿を書いた。

・日本ユナイトの宣伝部長時代、

 「地上最大の作戦」「夕日のガンマン」などの邦題を考案、

 映画「007 ゴールドフィンガー」のポスターに写っている手のモデルを務めた。

・41歳の頃、独立してウィズダムを設立。

・若い頃は引っ込み思案だった。

 「水曜ロードショー」の解説を始めるまでは人前でまともに喋れなかった。

・新自由クラブから参院選に出馬(落選=83年)。

・映画「好色五人女」製作・脚本(監督は市川崑=91年)。

・「母の愛・そして映画あればこそ…」で第13回日本文芸大賞(=93年)。

・多数の有名映画俳優と会った事がある。

 ショーン・コネリー、ジョージ・ルーカス、ハリソン・フォード、など。


■水野晴郎

 

□エピソードなど②

・国際警察官協会日本支部長。

・世界各地の警察のシステムを研究。

 アメリカのパシフィック・ウエスタン大学から警察学博士号を授与。

・ボランティアの予備役警察官として治安活動に参加、

 銀行強盗・殺人・銃撃戦など様々な事件に遭遇。

・倉敷科学芸術大学で映画論を教えていた。

・映画「シベリア超特急」は映画誕生100年・戦後50年・自身の映画生活40年を記念して製作。

 過去に観た映画で面白いと感じた要素を全部取り入れた。

 劇場公開版は本編終了後にどんでん返しのおまけがあった(ビデオ版は本編のみ)。

・映画「シベリア超特急」シリーズは過去の名画を彷佛させるシーンが唐突に登場。

 「戦艦ポチョムキン」の階段落ち、「サイコ」のシャワーシーン、など。

 レンタルショップで<シベ超シリーズとオマージュされた映画>が並んで陳列。

・ラップソング「RAPシベ超」をプロデュース(=02年)。

 映画「シベ超シリーズ」サントラ盤に収録。

・主な著書:

 「映画がいっぱい」  「水曜日は映画の気分」

   「いやあ! 映画って本当にいいもんですね」

   「ザ・お巡りさん」「世界の警察」「アメリカンポリス体験旅行」

凡例:20.01現在=2020年1月現在