松本零士
■松本零士(まつもと れいじ)
□肩書き
漫画家
□本名
松本晟(まつもと あきら)
□生年
1938(昭和13)01.25(水瓶座/B型)
□没年
2023(令和05)02.13(享年85)急性心不全
□出身地
福岡県久留米市
□出身校
福岡県立小倉南高校
□略歴(満年齢)
71年(23歳)「男おいどん」連載開始。
74年(26歳)「宇宙戦艦ヤマト」放送開始。
77年(29歳)「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」連載開始。
□特筆事項
・妻は牧美也子
■松本零士
□幼少時代〜
・父親は陸軍航空部隊のパイロット(少佐)。
・父方は郷士、母方は武士の家系。
・7人きょうだいの真ん中。
・父親の転勤で何度も引っ越した。
・戦時中、愛媛県大洲市新谷地区に縁故疎開。
・終戦の日、座敷で祖母が抜き身の日本刀を手入れして、
「いざとなったらこれで刺し違える」と言っていた。
・戦後、公職追放された父親が八百屋を開業。
・家は裕福ではなかった。
バラックのような長屋に住んでいた。
・6歳の頃、手塚治虫に憧れてマンガを描き始めた。
・小3の時、大八車にひかれて骨が露出したがひとりで歩いて病院に行った。
・小4の時、手がひょうそうになって手術を受けた。
・天文学マニアだった。
□私生活
・アキレス腱を切って入院(=89年頃)。
・滞在先のイタリア・トリノで体調不良で倒れて集中治療室に入院(=19年)。
・ペット…猫(名前はミーくん)。※飼い猫に代々同じ名前をつけた
・住んでいる所…東京都練馬区大泉。
・上京後6年間文京区本郷の4畳半の下宿「山越館」に住んでいた。
・すぐ下の弟は工学博士。
■松本零士
□人間関係
・ちばてつや…友人。
互いに10代だったデビュー当時からの仲。
若い頃に住んでいた4畳半の部屋によく遊びに来た。
同じ旅館にカンヅメになった時にちばの原稿を手伝った。
40歳の頃に一緒に世界旅行。
・牧美也子…漫画家。62年結婚。
・子供:
長女…松本摩紀子。零時社の代表取締役。
■松本零士
□エピソードなど
・高1の時、漫画少年第1回新人賞を受賞。
受賞作「蜜蜂の冒険」が本誌に掲載された。
・毎日小学生新聞に連載した作品の稿料で高校の教科書を買った。
・高校卒業後、「二度と帰らん」と宣言して蒸気機関車の夜行列車で上京。
・「少女」掲載の「黒い花びら」で実質的に漫画家デビュー(=57年)。
デビュー当初は少女漫画誌からの依頼が多かった。
・「漫画ゴラク」掲載の「セクサロイド」をきっかけに青年漫画誌にシフト。
・「男おいどん」のサルマタケのエピソードは実話に基く。
・「宇宙戦艦ヤマト」の沖田艦長のモデルは父親。
・「宇宙戦艦ヤマト」で星雲賞を受賞(=75年)。
・「宇宙戦艦ヤマト」の著作権を巡って西崎義展と裁判で争った。
・公益財団法人・日本宇宙少年団の2代目理事長(=94年就任)。
・20:00頃に仕事場に入って朝まで描く。
0:00を過ぎると筆が捗る事がペンネームの由来と言われている。
・モンゴルの記念切手をデザイン(=02年)。
・宝塚造形芸術大学メディアコンテンツ学部教授に就任(=05年)。
・流線型ボディの水上バス・ホタルナをデザイン(=13年)。
・超小型衛星に自身の爪を搭載(生前葬=18年)。
凡例:20.01現在=2020年1月現在