岸田今日子

岸田今日子


■岸田今日子(きしだ きょうこ)

 

□肩書き

 俳優

 

□所属

 文学座(52年〜63年)

 

□本名

 岸田今日子

 

□別名

 眠女(俳号)

 

□生年

 1930(昭和05)04.29(牡牛座/A型)

 

□没年

 2006(平成18)12.17(享年76)

 

□出身地

 東京都杉並区

 

□出身校

 立教高等女学校付属尋常小学校

 立教高等女学校→飯田高等女学校

 自由学園高等科

 

□略歴(満年齢)

 62年(32歳)映画「秋刀魚の味」出演。

 64年(34歳)映画「砂の女」主演。

 71年(41歳)大河ドラマ「春の坂道」出演。

 ※他の主な出演:

  舞台 「じゃじゃ馬ならし」「マクベス」「欲望という名の電車」

  映画 「八つ墓村」「学校の怪談2」

  ドラマ「傷だらけの天使」「奥様は魔女」

 

□趣味

 読書 映画観賞 俳句 園芸 麻雀 オペラ観賞

 

□特記事項

・元夫は仲谷昇

■岸田今日子

 

□幼少時代〜

・父親は劇作家の岸田国士。文学座の創設メンバー。

・実際は4月生まれたが、学校を早く出れるようにと父親が3月生まれと届けた。

・1歳年上姉がいる。

・子供の頃、内気で人見知りだった。

・小学校時代、「宿題」という言葉の意味が判らなかった。

・小学校時代、算数の割り算がなかなか判らなかった。

・自宅の離れにある父親の書庫で本を読むのが大好きだった。

 ローティーンの頃に「サロメ」を耽読。

・女学校1年の時、母親が結核で他界。

・姉と一緒に長野県飯田市に疎開。


■岸田今日子

 

□私生活

・好物…くるみパン。ロールキャベツ。豚足。あんきも。エスカルゴ。

 さくっとポテト(ロッテ)。ホットポー(お湯で溶かす清涼飲料)。

・嫌いな食べ物…生春巻き。

・酒はほとんど飲めない。

・ごはんを炊いた事がないらしい。

・最低でも8時間、多い時は10時間寝る。

・どこでも寝られる。

・眠っている時に自分の見たい夢を見る事ができる。

 想像した通りにストーリーが運ばなかった時は一度起きて寝直す。

・話をしながら何かをするが苦手。

・方向音痴(スタジオで迷う)。

・カラオケが苦手(歌い出しのきっかけがわからない)。

・食べるスピード、話すスピードが遅い。

・イラン映画が好き。

・60歳過ぎまで朝鮮半島とヨーロッパが同じひとつの大陸にある事を知らなかった。

・鎌倉時代が日本史のどこに位置するか知らなかった。

・インドに興味関心がある。

・物事を即決する。

・クヨクヨせずに生きる事をこころがけている。

・植物が大好き。

 自宅マンションの屋上にレモン、リンゴなどを植えている。

・ペット…猫(名前はニーノ)。

・住んでいる所…

 東京都港区赤坂(マンションの最上階、長女夫婦と孫と同居中=04.04現在)。

・姉が住んでいる群馬県のテレビのない山小屋に毎年約10日間滞在。

・いきつけ…

 喫茶店「カッファ」(赤坂、自宅の近所)。

 中華「ミンミン」(赤坂、自宅の近所)。

・健康の為に徒歩と電車で稽古場に行く。

・クルマの運転に向いていないと思ったので運転免許証を自分で捨てた。

・携帯電話を持っていない(=04.03現在)。

・他人を驚かせるのが好き。自分が誰かに驚かされるのも好き。

・長女誕生前に2回流産。

・好きなタイプ…ちょっと変った男性。

・体育会系の男性は苦手。

・男女間の友情は成立すると思っている。

・恋愛はいつかは必ず終わるものだと思っている。

・片思いをして妄想を膨らませるのが好き。


■岸田今日子

 

□人間関係

・冨士眞奈美、吉行和子…親友。俳句・オペラ・旅行仲間。

 トークショーや旅番組で多数共演。

 3人とも山下洋輔の大ファン、一緒にコンサートに行く。

 お互い身勝手で無関心なのでケンカにならない。

 服の趣味がバラバラなので打ち合わせなしでも衣装は絶対にバッティングしない。

 ※共著「わたしはだれ? 櫻となって踊りけり」を出版(集英社=00年)

・山崎努…親友。

・加藤治子…友人。若い頃からの仲。

・市川崑…友人。麻雀仲間。

・小沢昭一…友人。

・本木雅弘…子供向けのデュエットアルバムをリリース(=99年)。

・三島由紀夫…主演舞台「サロメ」演出家。

・市川崑…市川監督作品に多数出演。 

・渡辺徹、平淑恵、角野卓造、江守徹、樹木希林、

 太地喜和子、寺田農、橋爪功、小川眞由美、

 岸田森、北村総一朗、岸田今日子、加藤武、北村和夫、

 丹阿弥谷津子、金子信雄、森雅之、中村伸郎、杉村春子

 …文学座出身(年齢順)。

・みのもんた、緒川たまき、斎藤由貴、高橋ひとみ…岸田のファン。

・岸田衿子…姉。詩人。

・仲谷昇…54年11月挙式、78年離婚。文学座の1期後輩。

・子供:

 長女…まゆ。68年誕生。

 ※孫…彰。長女・まゆの子供。


■岸田今日子

 

□エピソードなど

・舞台美術志望で文学座附属演劇研究所に入所。

・俳優になる事を父親は反対されたが、オーディションで役がついたので、

 1度だけの約束で舞台「キティ颱風」に出演。

 舞台で演じる魅力が忘れられなくて俳優になる事を決意。

・舞台「キティ颱風」でアプレ女性を演じて舞台上で水着になった。

・文学座入団当時、千駄ヶ谷の4畳半のアパート暮らし。

・20代の頃は新劇がエネルギーに満ちていた時代だった。

・文学座を退団して劇団・雲に参加(=63年)。

・劇団・円の旗揚げに参加(=75年)。

・アニメ「ムーミン」声優(ムーミン役)。

・ドラマ「大奥」の独特な口調のナレーションをよくモノマネされた。

・読むのも書くのも演じるのも毒がある作品が好き。

・台本を読む時に役柄の背景についてどんどん自由に妄想を膨らませて行く。

・「真面目な新劇俳優」として見られるのは大嫌い。

 「この人は何なの?」と言われ続けたい。

・観客へのサービス精神がなく、脚光を浴びる事に興味がなく、

 演じている自分自身が面白ければいい、という考え方なので、

 自分は女優という職業に向いてないと思っている。

・ギャグを考えるのが好き。

 ダウンタウンとバラエティ番組で共演した時に

 キャラクターの名前(アベカワキナコ)、衣装、メイクなどを自分で考えた。

・テレビ「世界うるるん滞在記」でタイ北部の村に滞在。

・大河ドラマに多数出演。

・ナレーションを多数担当。

・紫綬褒章を受賞(=91年)。

・「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」を結成、

 反戦朗読劇「あきらめない−演劇は非戦の力」を上演(=03年)。

・主な著書…

 「子供にしてあげたお話してあげなかったお話」「時の記憶」「外国遠足日記帖」

 絵本「ちょっとまって」(文章を担当)

 小説「もうひとりのわたし」

凡例:20.01現在=2020年1月現在