■三國連太郎(みくに れんたろう)
□肩書き
俳優
□本名
佐藤政雄
□生年
1923(大正12)01.20(山羊座/AB型)
□没年
2013(平成25)04.14(享年90)急性呼吸不全
□出身地
静岡県西伊豆
□略歴(満年齢)
65年(42歳)映画「飢餓海峡」主演。
88年(65歳)映画「釣りバカ日誌」出演。
91年(68歳)映画「息子」主演。
※他の主な出演:
映画 「ビルマの竪琴」「復讐するは我にあり」「美味しんぼ」
ドラマ「赤い運命」「関ヶ原」「ふたりでタンゴを」
CM 「薩摩酒造」「全日本空輸」「皇潤」
□趣味
音楽観賞 書 絵画 散歩
□サイズ
180㎝
□特記事項
・長男は佐藤浩市
・日本アカデミー最優秀主演男優賞3回
■三國連太郎
□幼少時代〜
・父親は電気工事の職人。
・祖父は棺桶作りの職人。
・子供の頃は内気で他人と話す事ができなかった。
・上級生から連日殴る蹴るのイジメを受けて中学校を2年で中退。
■三國連太郎
□私生活
・好物…そば。あんみつ。和菓子。
コーヒー(ブラックで1日10杯程度)。甘いもの。
・得意料理…オートミール。
・酒は飲めない。
・葉巻が好き(甘草の粉末をつけて吸う)。
普通のタバコは禁煙に成功。
禁煙前は1日80本以上のヘビースモーカー。
・健康法…プロポリス。富士山の湧き水。野菜ジュース。
りんご酢(生卵を混ぜて飲む)。酢玉子。半身浴。ウォーキング。
・毎朝排泄物をチェックする。
・100㎏あった体重を5年かけて20㎏以上減量。
・ジーンズが好き。戦後すぐから愛用。
・オーダーメイドのイタリア製の服を愛用。
・靴下が嫌い。
・日本製の万年筆を愛用。
・仏教、親鸞を研究。
・自宅の地下に台本を読むための秘密の部屋(自分でデザイン)とプールがある。
・住んでいる所…東京都世田谷区(=04.08現在)。
・オフの時は山小屋に行き、ウォーキングをして、ひたすら寝る。
・いきつけ…洋菓子店「アンジェリーナ成城店」。
・砧公園でよく散歩をする。
・49歳の頃、パキスタンなどを放浪。
・演じている役柄の影響で普段の人格も変わった。
・多数の女性と浮き名を流した。
■三國連太郎
□人間関係
・今村昌平…盟友。
・西田敏行…映画「釣りバカ日誌」シリーズで長年共演。
・河合美智子…三國のファン。
・あびる優…あびるの親と知り合い。
家に遊びに行って子供だったあびるにヒゲを引っ張っられた。
・太地喜和子…男女の関係があった事を雑誌で告白。
・石田えり…交際を噂された。
・友子…82年結婚。27歳年下。4番目の妻。
・子供:
長男…佐藤浩市。俳優。60.12.10誕生。
※孫…4歳(=01.07現在)。「れんちゃん」と呼ばせている。
■三國連太郎
□エピソードなど
・中学校中退後、様々な職を転々。
密航して大陸に渡って中国・青島、韓国・釜山で働いた。
大坂で鉄工場、映画館・芝居小屋の看板描き。
・徴兵を忌避して逃亡を企てたが憲兵隊に捕まった(母親に出した手紙を母親が届け出た)。
・20歳の時に中国に出征、終戦後勾留生活を経て22歳で帰国。
・日本各地を転々として、魚の行商、アルコールの密売、でんぷん製造工場などの仕事をした。
・27歳の時、路上で映画会社のプロデューサーに「腹いっぱい食わせてやる」とスカウトされた。
・デビュー映画「善魔」の役名をそのまま芸名にした。
・「大阪大工学部卒業、水泳の学生チャンピオン」という設定でデビュー。
・松竹から東宝に強硬に移籍。
・東宝の完全専属契約を嫌って日活映画出演を発表(=53年)。
五社協定違反第1号に指定され、5社の作品に2年間出演できなかった。
・日活を離れてフリーになる(=56年)。
・映画「異母兄弟」で老け役の役作りの為に前歯10本を麻酔なしで抜いた(=57年)。
・映画「夜の鼓」で監督の指示で本気で殴って相手役(有馬稲子)が失神(=58年)。
・他社出演の自由を残す形で東映と専属契約(=59年)。
・映画の衣装はほとんど自前。自宅の地下に綺麗に保存。
・ドラマ「ふたりでタンゴを」のホームレス役の役作りの為に実際にホームレスを自ら取材。
リアイリティ出すためにしばらく風呂に入らなかった(湿疹が出来てしまった)。
・僧侶役を演じる為に半年以上前から頭を剃って地肌を陽に焼いた事がある。
・よく自らNGを出した。
ワンカットで8000フィート無駄にするという逸話から「三國八千」と呼ばれた。
・エルメスのファッションショーでショーモデル。
・映画「親鸞 白い道」原作・企画・監督・脚本(=87年)。
・映画「美味しんぼ」で佐藤浩市と親子役で初共演(=96年)。
・映画「カンゾー先生」をヒザの故障により降板(=97年)。
・ドラマ「ふたりでタンゴを」に主演(10年ぶりのドラマ出演=99年)。
・役者人生50年記念ビデオ「役者三國連太郎」発売(=99年)。
・梁石日との共著「風狂に生きる」出版(岩波書店=99年)。
・自伝「生きざま死にざま」出版(=06年)。
・日本アカデミー最優秀主演男優賞3回。
89年度「利休」「釣りバカ日誌」
91年度「息子」「釣りバカ日誌4」
95年度「三たびの海峡」
凡例:20.01現在=2020年1月現在