■元ちとせ(はじめ ちとせ)
□肩書き
歌手
□本名(旧姓)
元ちとせ
□生年
1979(昭和54)01.05(山羊座)
□出身地
鹿児島県大島郡瀬戸内町(奄美大島)
□略歴(満年齢)
01年(22歳)ミニアルバム「Hajime Chitose」「コトノハ」をリリース。
02年(23歳)シングル「ワダツミの木」でメジャーデビュー。
03年(24歳)アルバム「ノマド・ソウル」がヒット。
※他の主なシングル:
「千の夜と千の昼」「いつか風になる日」「月を盗む」
□趣味
お菓子作り 卓球 水泳
□特技
三味線
■元ちとせ
□幼少時代〜
・3人姉妹の末っ子。
・約30世帯の小さな集落で生まれ育った。
・海のすぐ近くに家があった。
家のすぐ前にあがってきたウミガメをしばらく飼っていた(約20年後に戻ってきた)。
・子供の頃から島唄に親しんだ。
皆が畑仕事をしながら島唄を歌っていた。
運動会に全員で島唄を歌う種目(「八月踊り」)があった。
・子供の頃、鷹のひなを拾ってきて大きくなるまで育てた。
・小学校時代、全校生徒は4人(全員親戚)、同じ学年は自分ひとりだけだった。
・小学校時代、水泳の授業は近くの川でやった。
・小5の時、母親の勧めで三味線を習いはじめた。
特に三味線に興味はなかったが大きな町まで行くのが楽しみで続けた
(クルマで40分かかる隣町の公民館まで週に1回母親が送り迎えをしてくれた)。
・小6の時、祖父母や親が喜ばせたくてので自分から進んで島唄を習いはじめた。
・中1の時、奄美民謡大賞で奨励賞。
・高1の時、奄美民謡大賞で新人賞。
・高3の時、奄美民謡大賞を史上最年少で受賞、受賞記念にCDを作った。
・高校卒業時にレコード会社数社からスカウトされたが、
その時はプロになる気は全くなかったので断った。
■元ちとせ
□私生活
・好物…貝の味噌あえ(母親の得意料理)。
・オーガニックな食材を使っていろいろなお菓子を作る。
子供の誕生日に豆腐ケーキを作る。
・酒が好き。たくさん飲む。
翌日の昼まで飲む事がある。
・健康法…レンコン湯(喉に良い)。
・好きな映画…「コリーナ、コリーナ」。
・絵を描く事くのが苦手。
・ペット…犬(=08.08現在)。
・住んでいる所…沖縄県(=09.03現在)。
結婚をきっかけに04年頃に引っ越した。
・母親が給食センターに務めている(=09.03現在)。
・夫は海やサーフィンが好き。
夫からサーフィンを教えて貰う。
■元ちとせ
□人間関係
・夏川りみ…友人。島唄を歌うアーティスト同士として意気投合。
一緒にカラオケに行ってお互いの曲を歌う。
・山崎まさよし、スガシカオ…事務所の先輩。
・松任谷由実…松任谷のラジオ番組にゲスト出演して仲良くなった。
アルバム「ノマド・ソウル」に収録した「ウルガの丘」を松任谷が作詞作曲。
・中山エミリ…顔が似ていると良く言われる。
・深沢敦…友人。
・夫…レストラン経営。04.01.15入籍。
・子供:
長女…05.01.20誕生。
※第1子を流産(=04年)
■元ちとせ
□エピソードなど
・映画「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の劇中挿入歌を歌った(=95年)。
・高校卒業後、美容師志望で大阪に出た。
大阪へ行く飛行機の機内で寂しくて泣いて周囲の人に心配された。
大阪で初めて地下鉄に乗った時、どうしても地上に出れなくなって駅員に助けられた。
・尼崎の美容院で修業中にカットモデルの耳を切ってしまった。
・パーマ液が体質にあわなくて喘息になり、ドクターストップで美容師を断念。
奄美に帰る荷造りをしていた時に高3の時にスカウトに来た音楽プロデューサーの名刺を発見、
「音楽をやるのはもう遅い、と言われたらあきらめよう」と心に決めて電話をした。
・19歳の秋に歌手を志して上京。
・歌手修行中、CDショップ「HMV数寄屋橋」で1年半アルバイト。
レジ打ちがとても上手になり、商品管理やレコード会社への発注もまかされた。
※「HMV数寄屋橋」で凱旋ミニライブ(=03年)
・デビュー前、島唄の裏声とこぶしを使ってはいけないと思い込んでいて、
デビュー後と全く違う歌い方をしていた。
・日本親善大使としてブラジルで島唄を披露(=98年)。
・ミニアルバム「Hajime Chitose」でシュガーキューブス、山崎まさよし、
ジミ・ヘンドリックス、キャロルキングなどの名曲をカバー。
・デビューシングル「ワダツミの木」はテレビ出演やCMタイアップなしでヒットチャート1位を獲得。
・ファーストアルバム「ハイヌミカゼ」がヒット(=02年)。
・ファーストアルバムのタイトル「ハイヌミカゼ」は奄美の言葉で「南の御風」の意。
・サードシングル「この街」は朝ドラ「まんてん」の主題歌。
・奄美大島の本土復帰50周年記念イベントに出演(=03年)。
・アルバム「ノマド・ソウル」に収録した「いつか風になる日」のレコーディングで自ら三味線を弾いた。
・独特の裏声とこぶしは「100年にひとりの声」と評される。
・島唄には「こう歌うべし」というルールはなく歌い方は人それぞれ。
子供の頃に6年間習った時も裏声やこぶしに関しては何も指導されなかった。
※「島唄の歌唱法を用いて…」と紹介されると違和感を感じる
・奄美民謡島唄の特徴:
沖縄の明るい島唄とは対照的に哀調を帯びたメロディーを持つ。
「ドレミファソラシド」の「シ」と「ファ」に当たる音がない。
2000曲以上が現存するといわれている。
凡例:20.01現在=2020年1月現在