津川雅彦
■津川雅彦(つがわ まさひこ)
□肩書き
俳優
□本名
加藤雅彦
□別名
マキノ雅彦
□生年
1940(昭和15)01.02(山羊座/O型)
□没年
2018(平成30)08.04(享年78)心不全
□出身地
京都府京都市中京区
□出身校
京都市立御室小学校
洛星中学校→同志社中学校
早稲田大学高等学院→明治大学附属中野高校
文化学院短大卒業
□略歴
56年(16歳)映画「狂った果実」主演。
99年(59歳)ドラマ「サラリーマン金太郎」出演。
00年(60歳)大河ドラマ「葵 徳川三代」主演。
※他の主な出演:
舞台 「人間万事塞翁が丙午」
映画 「マノン」「ひとひらの雪」「マルサの女」
ドラマ「澪つくし」「八代将軍吉宗」「独眼竜政宗」
□趣味
映画観賞 競馬 乗馬
ゴルフ 野球 スキー スキューバダイビング
□特技
日舞
□特記事項
・父親は沢村国太郎
・母親はマキノ智子
・兄は長門裕之
・妻は朝丘雪路
■津川雅彦
□幼少時代〜
・父親は俳優の沢村国太郎。
・母親は女優のマキノ智子。
・父方の祖父・竹芝傅蔵は歌舞伎俳優。
・母方の祖父・マキノ省三は日本で初めて劇映画を撮った「日本映画の父」。
・自宅の2階に月丘千秋(女優)やマキノ雅弘(映画監督、叔父)が居候していた。
・6歳年上の兄(長門裕之)、妹がいる。
・父が主宰していた劇団・新演技座の子役として物心つく頃から芸をしこまれた。
映画の撮影所を遊び場として育った。
・子供の頃、慢性結膜炎を患っていた。
・溝口健二に命じられて撮影所を連日見学して中学2年を落第、
同志社中学校に転校して2年生をやり直した。
・役者になりたくなかったので親に「新聞記者になりたい」と言っていた
・高校入学の頃に東京に引っ越した。
・高校時代、バスケットボール部。
■津川雅彦
□私生活
・好物…ハヤシライス。ざるそば。すき焼き(家族で食べる時は自分で味付けする)。
大トロ。麻婆豆腐。鯛のカブト煮。タラの芽の天ぷら。にんにくのオイル焼き。
干し柿。干し芋。こぶ茶。
・嫌いな食べ物…とり肉。内臓(ホルモンなど)。貝類。
・甘いものが大好きだったが糖尿病を患ってから控えるようになった。
・全国各地のお菓子を取り寄せて試し食いする。
・早食い。
・酒はほとんど飲まない。最初の1杯以外はおいしいと思わない。
・水をたくさん飲むと食欲が湧いてくる。
・食べたい時に食べて眠たい時に寝る。
・両肺にできた巨大嚢を除去する手術を受けた(=79年頃)。
・変形した頚椎の骨を治す手術を受けた(=04年)。
・気胸の手術を受けた(=09年)。
映画「旭山動物園物語」撮影中に肺炎を患ったままメガホンをとった無理がたたった。
・心筋梗塞でICUに入院(入院中に兄・長門裕之が他界した=11年)。
・肺炎で入院(=17年)。
・肺の機能が低下している為、歩行中は酸素吸入が必要な状態(=18.05現在)。
・糖尿病を患った。
・これまでに入院18回(うち手術13回=18.03現在)。
・加圧トレーニングをやりすぎて肉離れになった事がある。
・冷え性。靴下を重ね履きして寝る。
・高血圧。
・歯は全て自分の齒(=16.07現在)。
・高級コスメグッズを多数愛用。
・入浴が嫌い。服を脱ぐのが面倒くさい。
・自宅の風呂場は4畳半くらいの広さでジェットバスが付いている。
・トイレの中で新聞を読むのが好き。毎朝8紙を読む(スポーツ紙5紙、一般紙3紙)。
トイレに新聞読むための肘掛けがある。長い時は2〜3時間入りっぱなし。
・若い頃は年間100本映画を観ていた。
・好きな映画…「風の谷のナウシカ」。
・宝物…娘が子供の頃作ったブタの人形。
ベルサイユ宮殿のおもちゃ(75年頃に1000万円で購入)。
・好きなブランド…ハナエモリ。
・クロムハーツの45万円のジャケットを愛用。
・貯金はしない主義。
・収集…絵画。オモチャ。
・ペット…東京都(広めの借家=16.07現在)。
犬(ゴールデンレドリバー、名前はブラック、14歳=15.11現在)。
犬(ラブラドールとゴールデンのミックス、名前はホワイト、3歳=15.11現在)。
犬(フラットコーデットレトリバー、名前は竹千代=06.03現在)。
猫1匹(日本に3匹しかいない珍しい猫=02.03現在)。
・住んでいる所…東京都(
・18歳の時に松竹との契約金400万円で2階建ての一軒家を購入した(世田谷区代田)。
26歳で売った時に2000万円に値上がりしていた。
・26歳から3年間、東京プリンスホテルにひとりで住んでいた。
1泊4000円の部屋を月7万円で契約して貰った。
・30歳の頃、原宿駅前のコープオリンピアの角部屋を借りていた。
非常階段を使って密かに女性を連れ込むのに便利だった。
・新婚当時、港区白金のマンションに住んでいた(1000万円で購入)。
・いきつけ…
そば「玉笑」(渋谷区神宮前=15.11現在)。
中華「礼華 青鸞居」(青山、フカヒレの姿煮込み入りご飯=15.11現在)。
イタリアン「ANTIVINO」(渋谷区東=15.11現在)。
イタリアン「ASO」(代官山、ポルチーニ茸のスープ=15.11現在)。
寿司「銀座 久兵衛」。
そば「笹岡」(恵比寿、月に1回は行く)。
焼肉「かくれ家 はなれ」(世田谷区下馬、家族で月に1回は行く)。
レストラン「キッチンボン」(恵比寿、ハヤシライス、10代の頃から通っている)。
中華「天悠」(目黒区鷹番)。
「千花」(京都市東山区)。
・2日に1回ペースで乗馬をしている(自分の馬を持っている=12.01現在)。
・愛車…ダイムラーDS420リムジン(日本に6台しかない=98.05現在)。
・ロサンゼルスに6ヵ月留学(=58年頃)。
・頑固な性格と人からよく言われる。
・携帯(メール)が大好き。絵文字が好き(ビジネスメールでも使う)。
携帯からパソコンに移して過去のメールを保存。
携帯電話はショルダーホン時代から使っている。
・仕事があまりない時期だったので長女の子育てを積極的に手伝った。
・風呂場で滑って転びそうになった長女に男性の部分を掴まれた事があった。
・長女が身代金目当てに誘拐された(2日後に無事保護された=74年)。
・長女の父兄参観に必ず出席した。
・長女と仲が良い。よく一緒に外出する。
毎日寝る前に津川のベッドでお喋りをする(そのまま朝まで寝てしまう事もある)。
子供の頃から何でも相談に乗った(恋愛相談もした)。
長女が30歳になる頃まで一緒にお風呂に入っていた。
・芸者と遊ぶ時に長女を連れて行った事がある。
・長女の彼氏を弟子として預かった事がある(どうしても好きになれなかった)。
・長女が婚約者を連れて来ても絶対に笑顔で挨拶しないと決めている。
・17歳の時に妻(朝丘雪路)と知り合った。
・親しくなった当時の妻(朝丘雪路)は夫がいる身だったので自分は遊びのつもりだった。
・「あなたの声の一言一言は口から出る真珠のようだ」と言って朝丘を口説いた。
・「本命は松竹の朝丘雪路。顔はともかく心が良い」と書いた当時の日記を
後に朝丘に見つけられて「顔はともかくとは何よ」と怒られた。
・朝丘の実家に3日通ってプロポーズした。
家の前に停めたクルマで寝泊りして仕事に行った。
・妻から「まあ」と呼ばれる。
・生活パターンが違うので妻と寝室は別々。
・合コンが好き。
・19歳の時にセックスを初体験。
・若い頃は女性にモテまくった(プレイボーイと呼ばれた)。
・若い頃に外国人女性とつきあった事がある。
・大坂万博で世界各国の美女をナンパした。
・「浮気しない男なんていません。特殊な男性以外は浮気をするのが当たり前」と発言。
■津川雅彦
□人間関係
・緒形拳…親友。緒形の臨終に立ち会った。
・奥田瑛二…親友。合コン仲間。
・明石家さんま…友人。合コン仲間。
・高橋克典…友人。合コン仲間。ドラマ「サラリーマン金太郎」で共演。
・反町隆史…友人。ゴルフ仲間。
・六平直政…壱多富竜(ワンダフル)一座の座員。遊び仲間。一緒に芸者遊び。
・黒柳徹子…友人。多数の作品で共演。「雅彦ちゃん」と呼ばれる。
・安倍晋三…友人。
・西岡徳馬…30代の頃に約5年間津川の事務所に所属。
・中尾彬…中尾が30代の頃に「中尾ちゃんは40まで持てば一生いける」とアドバイスした。
・斎藤陽子…ドラマ「サラリーマン金太郎」で共演。
演技に関して細かなアドバイスをしてあげた。斎藤は津川を俳優として尊敬している。
・北原三枝…映画「狂った果実」でお互い水着でキスシーン(人生のファーストキス)、
興奮で勃起してしまったのを隠す為にカットがかかった後もしばらく体を重ねていた。
映画のロケ先で隣にフトンを敷いて貰って手をつないで寝た。
・七瀬なつみ…映画「桜の樹の下で」で共演して激しいラブシーンを演じた。
・野村沙知代…野村克也をストリップに誘ったのがバレて野村沙知代に怒られた事がある。
・広末涼子…ドラマで共演した時に待ち時間に広末から「膝カックン」をやられて転倒した。
・玄海竜二…九州の大衆演劇役者。親友。役者として尊敬している。
・高倉健…誕生日に高倉から貰った手紙と高級陶器を大切にしている。※故人
・伊丹十三…芸風の影響を受けた映画監督(徹底的に細かい演技指導をされた)。
・石原慎太郎…芸名の名付け親。
・長門裕之…実兄。※故人
・マキノ雅弘(映画監督)…叔父。
・加東大介(俳優)…叔父、
・沢村貞子(女優)…叔母。
・生稲晃子…津川のファン。
・司葉子…20代の頃に当時東宝の看板女優だった司にふられたらしい。
・デヴィ夫人…独身時代に不倫交際(旅先のスイスまで追いかけた)。
結婚後は家族ぐるみのつきあい。
・朝丘雪路…73.05.28挙式。4歳年上。「まあ」と呼ばれる。
・子供:
長女…真由子。74.03.18誕生。女優。
■津川雅彦
□エピソードなど
・映画「狐のくれた赤ん坊」に子役として出演(=45年)。
・子役として約10本の映画に出演
・56年に日活に入社。
・映画「狂った果実」で無免許でオープンカーを運転した。
・日活から松竹に移った当初は「松竹のプリンス」と称されたが、
約30本の出演作品がいずれもコケて65年に契約を切られた。
・30歳を過ぎた頃、不倫報道のイメージを利用して仇役俳優として盛り返した。
・玩具専門店「グランパパ」第1号店を東京・青山に開店(=78年)。
第1号店開店当初は「棚卸し」の意味も知らなかった。後に全国チェーン展開。
・子供の幸せを願う活動を目的とする「サンクスの会」を発足(=90年)。
市川猿之助、緒方拳、渡瀬恒彦、谷村新司が発起人に名を連ねた。
・自ら座長を努めるプライベート劇団「壱多富竜(ワンダフル)一座」を旗揚げ(= 97年)。
・渡辺淳一原作の恋愛ドラマ作品に多数出演(渡辺淳一から直々に指名された)。
・ラブシーンの演技に定評がある。
・悪役を演じるのが大好き。
・ドラマ「サラリーマン金太郎3」で兄・長門裕之と現代ドラマ初共演(=02年)。
・ドラマ「サラリーマン金太郎3」で長女と共演(=02年)。
・映画「寝ずの番」を監督(初監督作品、マキノ雅彦名義=05年)。
・グランパパ経営不振などで負った借金9億円を絵画や妻の家を売却して返済した。
・映画150作品以上、ドラマ約300作品に出演。
・主な著書…「恋娘」「夢中遊泳」「女株式会社・津川雅彦と96人の女たち」。
凡例:19.01現在=2019年1月現在