森光子

森光子


■森光子(もり みつこ)

□肩書き
 女優

□本名
 村上美津

□生年
 1920(大正09)05.09(牡牛座/B型)

□没年
 2012(平成24)11.10(享年92)

□出身地
 京都府京都市

□出身校
 京都府立第一高等女学校中退

□略歴(満年齢)
 35年(15歳)映画「春霞八百八町」出演。
 61年(41歳)舞台「放浪記」主演。
 70年(50歳)ドラマ「時間ですよ」出演。
 ※他の主な出演:
  舞台 「花のれん」「おもろい女」「雪まろげ」
  映画 「台所太平記」「氷点」「若者よ挑戦せよ」
  ドラマ「若い季節」「おんなは一生懸命」「渡る世間は鬼ばかり」
  テレビ「3時のあなた」
  CM  「タケヤ味噌」「キリンビバレッジ 午後の紅茶」

□趣味
 麻雀 ジャニーズタレントの追っかけ


■森光子

 

□幼少時代〜

・父親は京都大学に通う御曹司。

・母親は祇園の芸者→高級席貸し旅館「国の家(くにのや)」経営。

・私生児として生まれた。

・子供の頃は色黒で「黒みっちゃん」と呼ばれていた。

・子供の頃からパーマをかけていた。

・小学校時代、成績優秀。

 常に学年1位、首席で卒業。

・13歳の時、母親が他界した2ヵ月後に父親が他界。

・母親が敷いた舞妓→芸者→旅館経営というレールに乗るのが嫌で、

 宝塚に入りたかったが、親戚全員に反対されて諦めた。

・尋常性白斑症に罹って色白になった。


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□私生活

・好物…オムライス。サッポロラーメン。中華まんじゅう。

 卵(子供の頃から大好物、多い時は1日5個)。

・70歳頃から酒を飲みはじめた。

・1日30本のヘビースモーカーだったが禁煙に成功。

・健康法…9時間睡眠。水(1日2ℓ)。特製野菜ジュース。鼻うがい。

 ストレッチ。ヒンズースクワット(朝晩100回、70歳からやり始めた)。

 筋トレ(トレーナーにプログラムを作って貰う)。

 スポーツマッサージ。スポーツジム。

・持病…尋常性白斑病(メラニン色素の異常で全身の皮膚が白くなる病気、

 陽に灼けると真っ赤になってなかなか元に戻らない)。

・慰問先の南京で肺浸潤を患って帰国(=44年)。

・肺結核で約2年間療養(=49年頃)。※「病気で死んだ」と噂された

・乳がんを手術(=40代半ば?)。

・虹彩炎で失明しかけた(=86年)。

・肝炎を患った事がある。

・インフルエンザの予防注射を毎年受ける。

・舞台の前には人間ドックに入る。

・歯間ブラシを使って30分間歯磨きをする。

・化粧品にこだわりがない(試供品を愛用)。

・用事がない休みの日は一日中パジャマのままで読書やDVD鑑賞で過ごす。

・好きなアーティスト…クレイジーケンバンド。

・テレビを見るのが好き。

・お笑いが好き。

・好奇心旺盛で流行に敏感。

・窓から東京タワーが見えるマンションに住んでいた(50代で購入)。

・いきつけ…ラーメン屋「芳蘭」(有楽町)。中華「五十番」(神楽坂)。

・ディズニーランドが好き。

・月が好き。

 月を見かけると「今日もこんな時間まで無事に元気で過ごせました」とお礼を言う。

・いつでも祝儀などを渡せるように常にピン札を持っている。

・高い所が好き。バンジージャンプやスカイダイビングをやりたい。

・ダジャレが好き。

・お正月はジャニーズ系の若い友人と一緒にハワイで過ごす。


■森光子

 

□人間関係①

・うつみ宮土里…親友。

 一緒にジャニーズの若手の追っかけ(ライブに行って立って声援を送る、

 少年隊のコンサートを追いかけて一緒に九州に行った)。

・赤木春恵…親友。戦時中に軍需工場や航空隊を慰問していた時に知り合った。

・山下達郎…友人。一緒に旅行に行く。鼻うがいを教えてあげた。

・石坂浩二…友人。石坂の自宅に遊びに行って石坂の手料理を御馳走になる。

・東山紀之…友人。「若旦那」と呼ぶ。お互いに相手の追っかけをする。

 ふたりだけで海外旅行に行った。

 ディズニーランド、マイケル・ジャクソンのコンサートなどに一緒に行った。 

 舞台「御いのち」「春は爛漫」で共演。

・近藤真彦…友人。近藤の母親が亡くなって以来、近藤の母親役を自認。

 結婚披露宴で後見人を務めた。

・岡本健一…友人。岡本の長男は一番若いボーフレンド。

 舞台「本郷菊富士ホテル」で共演してラブシーン(=98年)。

・滝沢秀明…友人。森の舞台を観に来る。お正月をハワイで一緒に過ごす。

・TOKIO…森光子はTOKIOファンクラブの会員番号1番。

・黒柳徹子…友人。黒柳を妹のようにかわいがった。FAXをやりとり。同じ事務所。

・岸本加世子…友人。チェッカーズのコンサートに一緒に行った。

・黒柳徹子…友人。黒柳を妹のようにかわいがった。FAXをやりとり。同じ事務所。

・ミス・ワカナ…友人。妹分としてかわいがって貰った。

 ミス・ワカナヒロポン中毒で急逝した時に2代目ミス・ワカナにとスカウトされた。

・浅丘ルリ子、加賀まりこ、大橋巨泉

 …友人。カラオケ仲間。「『天城越え』を歌う会」のメンバー。

・三浦友和&三浦百恵…友人。ふたりが結婚する前からの電話友達。

・浅田美代子、泉ピン子、大原麗子、沢田亜矢子、

 富司純子、水沢アキ、森昌子、

 五木ひろし、尾上菊五郎、西城秀樹、林与一、森進一

 …友人。


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□人間関係②

・クレイジーケンバンド…好きなアーティスト。

 小さなライブハウスに行った事がある。

・段田安則…舞台「おもろい女」で夫婦役で共演。

・天地真理…森光子の推薦で堺正章の恋人役でドラマ「時間ですよ!」に出演。

・ムーディ勝山…好きな芸人。

・山田まりや…山田の初舞台「雪まろげ」で共演。森を女優として目標にしている。

・酒井美紀…舞台「本郷菊富士ホテル」で共演。森を女優として目標にしている。

・小林綾子、沢口靖子、松本明子、吉沢京子…森を女優として目標にしている。

・浅茅陽子、森公美子…森光子のファン。

・菊田一夫…劇作家。梅田コマで軽演劇の舞台に出演中に菊田に見いだされて、

 芸術座に入って本格的な舞台女優になった。舞台「花のれん」「放浪記」の作者。

・滝仲孟夫…中国を慰問していた時に憧れていた海軍大尉。

・リチャード上村…進駐軍のGI(日系二世)。46年結婚、46年離婚。

 食べ物がない時代だったのでプレゼントしてくれる缶詰めや煙草に惹かれて結婚、

 上村のアメリカ帰国に帯同せずに1週間で離婚。

・岡本愛彦…テレビディレクター。59年結婚、63年離婚。5歳年下。


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□エピソードなど①

・15歳の時、従兄弟の嵐寛寿郎のプロダクションに入った。

・初出演映画「春霞八百八町」は台詞は2つだけだった。

・NGを30回出して監督に「電気代がもったいない」と照明を消された事があった。

・20歳の時、大部屋女優の売春騒動に巻き込まれて映画界を辞して歌手を志して上京。

・戦時中、外地慰問団の前座歌手としてで中国、満州、インドネシアを廻った。

 一流歌手が衣装を着替える合間に場つなぎで歌った。

・慰問先の戦地で空襲に遭遇して入る筈だった防空壕に爆弾が直撃して跡形もなくなった。

・デビュー曲になる筈だった「白衣(びゃくえ)の戦士を送る歌」は

 内容がセンチメンタルすぎるという理由で検閲で却下されて発売されなかった(=41年)。

・戦後は食べて行く為に来た仕事はなんでも受けた。

 ジャズ歌手として米軍キャンプを廻った。

 ダイマル・ラケットと組んでトリオ漫才をやった。

・大阪のテレビ局の専属女優を4年間やっていた。

・ラジオ「エンタツの迷探偵」に出演(=52年)。

・菊田一夫に見いだされて上京、芸術座「花のれん」出演(=58年)。

・紅白歌合戦紅組司会(=62年、78年、84年)。

・5年連続で日本レコード大賞司会(=72年〜76年)。

・テレビ「3時のあなた」司会(=74年から14年間)。


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□エピソードなど②

・紫綬褒章を受章(=84年)。

・3歳若く年齢詐称していた事が判明(=84年)。

・日本喜劇人協会会長に就任(=88年)。

・新高輪プリンスホテルで初のディナーショー(=96年)。

・アニメ映画「もののけ姫」に声優として出演(=97年)。

・東京都名誉都民に選ばれて表彰を受ける(=98年)。

・CM「タケヤ味噌」に38年間出演。

・「先生」と呼ばれるのは大嫌い。

・台詞を覚えるのが得意。紙に書いて声に出して覚える。

 書いた紙を全て捨てずにとっておいてある。

・現場には常に予定より早く到着する。1度も遅刻をした事がない。

・舞台「ビギン・ザ・ビギン」の再演に際して1日150回のスクワットで体力作りをした。

・映画「川の流れのように」に主演(37年ぶりの主演映画=00年)。

・舞台「おもろい女」が上演回数400回を達成(=04年)。

・シングル「月夜のタンゴ」がオリコンチャートに45位で初登場(=05年)。

 ※85歳での初登場トップ50入りは史上最年長記録

・文化勲章を受章(=06年)。

・舞台「放浪記」が同一演目同一主演者通算上演回数2000回を達成(日本記録=09年)。

   1961年初演。達成日は89歳の誕生日(09.05.09)。

   舞台「放浪記」の台本は公演が終わるといったん殆ど忘れて公演の度に覚え直した。

・国民栄誉賞を受章(=09年)。

凡例:20.01現在=2020年1月現在