宮藤官九郎
■宮藤官九郎(くどう かんくろう)
□肩書き
脚本家 演出家 映画監督 俳優
□所属グループ
劇団大人計画(91年入団)
グループ魂
□本名
宮藤俊一郎
□愛称
クドカン
□生年
1970(昭和45)07.19(蟹座/O型)
□出身地
宮城県栗原郡若柳町
□出身校
県立築館高校
日本大学芸術学部放送学科中退
□略歴(満年齢)
00年(30歳)ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」脚本。
13年(43歳)ドラマ「あまちゃん」脚本。
19年(49歳)大河ドラマ「いだてん」脚本。
※他の主な脚本担当作品:
舞台 「ウーマンリブシリーズ」「鈍獣」「印獣」
映画 「GO」「ピンポン」「ゼブラーマン」
ドラマ「木更津キャッツアイ」「マンハッタンラブストーリー」「タイガー&ドラゴン」
※主な監督作品:
映画 「真夜中の弥次さん喜多さん」「少年メリケンサック」「中学生円山」
※主な出演:
舞台 「ニンゲン御破算」
映画 「13階段」「福耳」「色即ぜねれいしょん」
ドラマ「夢のカリフォルニア」「蝉しぐれ」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
ラジオ「キック・ザ・カンクロー」「オールナイトニッポン」
□趣味
散歩
□特技
ギター バスケットボール
■宮藤官九郎
□幼少時代〜
・実家は文房具屋「文具センタークドウ」。
・父親は小学校教師(校長)。
・父親は婿養子。
・姉が2人いる(14歳年上、9歳年上)。
・節分、大晦日など行事を大切にする家庭だった。
大晦日の夜に毎年家族各々が「今年の重大ニュース」を発表した。
※大晦日のニュースは大人になった後も続けている(帰省できない時はFAXを送る)
・子供の頃は太っていた(最高78㎏)。
・小学校時代、クラスメイトからイジメられていた。
自分では「いじられている」と思っていたが、
先生に「お前はイジメられているからそれを作文に書け」と言われ、
その作文で賞を貰った。
・小学校時代、ピンポンダッシュが好きだった。
・小学校時代、作文を母親に直して貰っていた。
・小6の時、数人の友人の前で毎日面白い事をやっていたが、
毎晩面白い事を考えるストレスで十二指腸潰瘍になった。
・中学時代、おニャン子クラブの大ファンだった。
河合その子のファンクラブに入っていた。
・中学時代、女の子に全然モテなかったので学校に女子がいるのが不愉快だった。
・中学時代、文化祭で犬を背負って「犬人間」というコントをやった。
・中学〜高校時代、ラジオ「ビートたけしのオールナイトニッポン」に毎週投稿、
高校時代に初めて採用されて、その後何度か採用された。
当時は漫才師に憧れていた(将来たけし軍団に入りたいと思っていた)。
・高校時代、自転車で40分かけて登校。
・高校時代、バンカラな校風の男子校だったので冬でも下駄をはいていた。
・高校時代、バスケットボール部。キャプテンだったが補欠だった。
・高校時代、高田文夫がやっていた仙台ローカル番組の素人オーディションコーナーに出演。
・高2の時、文化祭でやったひとり宴会芸を怖い先輩たちが舞台のすぐそばで見てくれた。
・高3の時、前年の宴会芸が評価されて文化祭で30分のコーナーを与えられた。
・酒、タバコ、麻雀、アダルトビデオでは怒られなかったが、
朝食前に仏壇に線香をあげ忘れると父親から激しく怒られた。
・大学入学当初、友達がひとりしか出来ず、その友達と常に一緒に過ごしていた。
・大学時代、ロックバンドを結成。
■宮藤官九郎
□私生活
・好物…イカの握り。うな重。カレーライス(大好物)。
ラーメン。パン。生姜焼き。卵。マッシュポテト。
みょうが。アボカド。ずんだプリン。
・嫌いな食べ物…奈良漬け。椎茸。キクラゲ。レーズン。
・炭水化物をあまり摂らない。
・酒が好き。好きな酒はビール、ハイボール。
下北沢でよく飲む。ひとりで飲みに行く事がある。
酒に酔って鋪道の木に寄り掛かってしばらく寝た事がある。
・新型コロナウイルスに感染して入院(=20年3月)。
腎盂炎の治療中に判明。
・座骨神経痛を患った事がある。
・チンポが異常に巨大化する夢をよく見る。
・寒さが大の苦手。
・掃除、整理整頓が苦手。
・歌が苦手。自分のバンドでも絶対に歌わない。
・好きな映画監督…アキ・カウリスマキ。
・2時間サスペンスドラマが好き。
・好きなドラマ…
「池中玄太80㎏」「ふぞろいの林檎たち」「3年B組金八先生」「スケバン刑事」
・好きな脚本家…山田太一。
・本、ビデオ、CDなどソフトが大好き。
・毎日似顔絵を描く。
・Macのパソコンを愛用。
・食事や服には興味がない。
レストランで料理が出て来るのを待っている時間や服を選んでいる時間が退屈。
服は妻に買って貰う。
・値段が高いモノを買うのが苦手。
・ひとつの仕事が終わった御褒美としてギターを買う。
・毎年夏場は仕事の生産性が低下する(昼からビールを飲んでしまう)。
・住んでいる所…東京・吉祥寺(約20年住んでいる=13.05現在)。
・いきつけ…
「たるたるホルモン」(吉祥寺=16.02現在)。
ドトール。回転寿司。井の頭公園。
・クルマの運転が苦手。
スピードを50㎞/h以上出すのが苦手なので高速道路に乗れない。
・銭湯が好き。
・寄席、演芸場が好き。
・街をうろうろするのが好き。
街でヘンな人を見かけると尾行する。
面白い事を言っている人の言葉をそのまま台詞に使う。
・新宿に行くと2回に1回に割合で職務質問される。
・28歳の誕生日に父親が他界(享年69=98年)。
・母親は日舞の名取。
・劇団大人計画のホームページで母親と一緒に悩み相談コーナーを担当。
・下の姉は実家の文房具屋の跡を継いだ(一角に「クドカンコーナー」がある)。
■宮藤官九郎
□人間関係
・板尾創路…友人。グループ魂の曲「半日消防所長」を板尾が作詞(アルバム収録)。
・及川光博…友人。
・阿部サダヲ(破壊・ボーカル)、宮藤官九郎(暴動・ギター)、
村杉蝉之介(バイト君・大道具)、皆川猿時(港カヲル・MC)
…ロックバンド・グループ魂のメンバー。
・窪塚洋介…映画「GO」「ピンポン」主演。
ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」出演。
・長瀬智也…ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」主演。
・岡田准一…ドラマ「木更津キャッツアイ」主演。
・伊藤英明、篠原涼子…ドラマ「ぼくの魔法使い」主演。
・井川遥…ドラマ「ぼくの魔法使い」本人役出演。
・川崎麻世…ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」本人役出演。
・哀川翔…憧れの俳優。ドラマ「木更津キャッツアイ」本人役出演。
・横山剣…好きな歌手。
・阿部サダヲ…宮藤脚本のドラマに多数出演。劇団大人計画所属。
ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」「ぼくの魔法使い」出演。
・佐藤隆太…ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」出演。
・温水洋一…劇団大人計画に所属していた(=94年退団)。
・松尾スズキ…劇団大人計画を主宰。
・大石静…Netflixのドラマ「離婚しようよ」共同脚本。
・斉藤由貴…中学・高校時代から斉藤のファン。
宮藤脚本のドラマ「吾輩は主婦である」主演。
・薬師丸ひろ子…ドラマ「木更津キャッツアイ」出演。宮藤のファン。
・奥貫薫…宮藤の大ファン。
・八反田リコ…振付師。24歳の時に結婚。5歳年上。
売れない頃に食わせて貰っていた。
・子供:
長女…05年誕生。
■宮藤官九郎
□エピソードなど
・劇団大人計画入団当初、松尾が口立てで作る芝居をノートに書いて台本に起こす仕事を担当。
言われた事だけをそのまま書くのでなく、ところどころに自分で考えたギャグを入れた。
・劇団大人計画入団当初、月収は10万円以下、風呂無しの部屋に住んでいた。
・アルバイト歴…モスバーガー(深夜清掃)。居酒屋。
・思いついたギャグを注文伝票に書き込んで居酒屋のアルバイトをクビになった。
・ビデオ映画「痴漢白書2」に出演(=95年)。
・映画「キッズ・リターン」にカツアゲされる高校生役で出演(=96年)。
・ドラマ「踊る大捜査線秋の犯罪撲滅SP」に放火犯人役で出演(=98年)。
・劇団大人計画の本公演「春子ブックセンター」の作・演出を担当(=02年)。
・テレビ「笑う犬の冒険」「リチャードホール」の構成を担当。
・ウケを狙わず、基本的に自分が面白いと思った事を書く。
・一番最初に脚本を読む人を笑わせる事ができるかどうかが大切だと思っている。
・原稿はどこでも書ける。
ファミレス、喫茶店、マンガ喫茶で原稿を書く。
隣の席から聞こえてきた会話をそのまま脚本に使った事がある。
自宅で原稿を書くとやめる潮時が判らなくなる。
・バラエティ番組の台本は手書き、ドラマの脚本はMaCのパソコンで書く。
・自作脚本に執着しない。何度でも書き直しに応じる。
演出に一切注文を出さない。俳優のアドリブを気にしない。
・売れっ子になった後も腰が低いらしい。
・SMAPのシングル「BANG!BANG!バカンス!」を作詞(=05年)。
・グループ魂として紅白歌合戦出場(=05年)。
・地元の成人式にゲスト出演(=06年)。
・廃校になった中学校校舎を借りて文化祭「大人計画フェスティバル」を開催(=06年)。
宮藤はお化け屋敷をプロデュース。
・劇団大人計画には<社歌>がある。
・自分が脚本を担当したドラマの気にいった回を何度も見る。
・雑誌「週刊文春」にコラムを連載。
・ドラマ「季節のない街」企画・脚本・監督(=23年)。
・喫茶店のマスターの仕事をしてみたい。