■前畑秀子(まえはた ひでこ)
□肩書き
競泳選手
□本名
前畑秀子
□別名(結婚後)
兵藤秀子
□生年
1914(大正03)05.20(牡牛座)
□没年
1995(平成07)02.24(享年80)※急性腎不全
□出身地
和歌山県橋本市
□出身校
椙山高等女学校
□略歴(満年齢)
32年(18歳)ロサンゼルス五輪銀メダル(200m平泳ぎ)。
36年(22歳)ベルリン五輪金メダル(200m平泳ぎ)。
□特記事項
・日本女子選手初の五輪金メダル
■前畑秀子
□幼少時代〜
・実家は豆腐屋。
・5人兄弟の長女。
・実家の裏を流れていた紀ノ川でよく遊んだ。
・小4の時、新設された水泳部に入部。
・小5の時、平泳ぎの学童女子新記録で優勝。
・小6の時、日本女子新記録を出す。
・高等女学校時代、名古屋で寄宿舎生活。
・高等女学校時代、母親と父親が相次いで他界、水泳をやめて実家に戻ろうと思ったが、
大勢の人の寄付で選手生活を続ける事ができた。
■前畑秀子
□人間関係
・金藤理絵、 柴田亜衣、岩崎恭子、青木まゆみ、前畑秀子
…五輪競泳女子金メダリスト。
・上白石萌歌…大河ドラマ「いだてん」で前畑を演じた。
・清水美砂…NHKのドラマで前畑を演じた。
・河西三省…ベルリン五輪競泳決勝のラジオ中継で「前畑がんばれ」を連呼、
歴史的実況として語り継がれている。
・兵藤正彦…医者。37年結婚。見合い結婚。※59年他界
新婚生活5ヵ月で軍医として出征。
戦後に岐阜市で開業後に看護婦として夫の仕事を手伝った。
・子供:
長男…正臣。歯科医。
次男…正時。スポーツクラブ経営(=95年現在)。
■前畑秀子
□エピソードなど
・ロサンゼルス五輪で自己が持つ日本記録を6秒更新するが0.1秒差で銀メダル。
五輪後に引退して結婚するつもりだったが、
当時の東京市長に「4年後に金メダルを取ってくれ」と励まされ、
夢枕に立った母親に「やりかけた事はとことんやり抜かなければいかんよ」と言われて現役続行。
※当時は女学校卒業と同時に結婚するのが当たり前の時代だった
・ベルリン五輪前、毎日練習で2万mを泳いだ。
・金メダルを取れなかったら日本に帰ってこないつもりでベルリン五輪に臨んだ。
・良いスタートを切るためにはスタート台のふちに足の指をひっかけて飛び込むのが有利な事を発見、
その練習を続けると指の裏が切れ、バンソウコウを貼って練習を続けるうちにその箇所にタコが出来た。
・ベルリン五輪の女子200m平泳ぎ決勝で3分3秒6の世界新で金メダル(日本女子選手初の五輪金メダル)。
スタート直前に神にすがる思いで熱田神宮のお守りを飲み込んだ。
地元ドイツのゲネンゲル選手と激しいデッドヒート。
・著書…
「前畑ガンバレ」(金の星社)
「勇気、涙、そして愛」(ごま書房)
凡例:19.01現在=2019年1月現在