中村メイコ
■中村メイコ(なかむら めいこ)
□肩書き
俳優 歌手 タレント
□本名(旧姓)
中村五月
□生年
1934(昭和09)05.13(牡牛座/O型)
□出身地
東京都杉並区下高井戸
□略歴(満年齢)
59年(25歳)紅白歌合戦紅組司会。
95年(61歳)映画「サラリーマン専科」出演。
02年(78歳)ドラマ「さくら」出演。
※他の主な出演:
舞台 「社長放浪記」
映画 「奥様は大学生」「拝啓天皇陛下様」「喜劇 女は男のふるさとヨ」
ドラマ「ザ・ガードマン」「水戸黄門」「八代将軍吉宗」「篤姫」
テレビ「メイコのごめんあそばせ」「3時のあなた」「クイズ!年の差なんて」
■中村メイコ
□幼少時代〜
・父親はユーモア作家の中村正常。
・母親は作家の中村チエコ。
・父親はユニークな人だった。
「夕焼けはなぜ赤いの?」と訊くと
「空が恥ずかしがってるから」という答えが返ってきた。
・父親から寺子屋式のマンツーマンで勉強を教えて貰った。
・母親に毎日家事を手伝わされた。
・小学校時代、戦時中に学校に出す絵日記に「銃後を守る、うれしい汗」と書くと、
父親に「何だこのうそっぱちの日記は」と言われ、
父親用に正直に書く日記と学校提出用の日記の両方を書いた。
・小学校時代、仕事の合間に学校に行くと囲まれて大騒ぎになった。
危険なのでクジャクを飼っていた檻の中に避難させられた。
・小学校時代、奈良県に疎開。
・父親が全て一律の学校教育を嫌っていたので中学校に行かなかった。
・子供の頃から芸能活動をしていたので一般社会を知らずに育った。
■中村メイコ
□私生活
・好物…グレープフルーツゼリー。中華料理。
・嫌いな食べ物…甘いもの(飲める飲み物は水と酒だけ)。
・得意料理…バターのせんぎりののり巻き(酒を飲む前に食べる)。
・少食。
・味見をしないで料理をして失敗した事が何度かある。
・酒が大好き。好きな酒はビール、ウイスキー。
毎日飲む。朝食に小さな缶ビールを飲む。
酒を飲みながら料理をする。飲まないと眠れない。
・シャワー派。湯船に滅多につからない。
・過密スケジュールを苦にして自殺をはかった事がある(=20歳の頃?)。
・75歳の頃に五十肩になった。
・夏の暑さが好き。
・トラック7台分の断捨離をして一軒家からマンションに引っ越した。
・ペット…
犬(ゴールデンレドリバー、名前は与太郎=04.03現在)。
猫(名前はハッチ=22.05現在)。
猫(名前はしじみ=22.05現在)。
・住んでいる所…東京都世田谷区(同じ敷地内に次女一家の家もある=98.12現在)。
・千代田区の二間のアパートからスタートして長い間賃貸暮しだった。
子供の誕生とともに何度か引っ越した。
・温泉に行った事がない(他人と一緒に入浴した事がない=13.01現在)。
・ひとりで行動できない。
・夫と交際するまでは電車の乗り方も知らなかった。
・父親は満80歳の誕生日に他界。
通夜に集まった人が「ハッピーバースデイトゥーユー」を唄った。
自分は海外ロケで死に目にあえなかった。
・同居していた義母を介護した。
・自分が無菌状態で育てられた反省から子供はあえて社会の雑菌をたくさんつけて育てた。
学校から遠い所に引っ越して満員電車で痴漢を経験させた。
・授業参観など子供の学校の行事に必ず出席した。
舞台のいでたちのままで駆けつけた事があった。
・長女と次女がアメリカに留学する際に「セックスはいいけど子供は作るな」と注意した。
・アイドルとして人気絶頂の19歳の頃に夫と出会った。
当時の夫は作曲家志望の国立音大3年生だった。
5〜6回目のデートで「僕は結婚が前提でないと女性とつきあえない」と言われ、
「環境を変えるには結婚しかない」と思って受諾した。
・結婚式のウエディングドレスを自分でデザイン。
・結婚当初は自分の仕事のギャラは実家に入れて夫の給料で生活した。
・お手伝いさんを置かずに家事を全て自分でこなした。
・仕事と主婦・母親業の両立の為に子供が高校を卒業するまで睡眠時間3時間。
6:00前に起床して朝食・子供のお弁当を作り、家事を片付けて仕事へ行き、
夕食を作りに帰宅して食事を済ませてから仕事に戻った。
・離婚を考えた事は何十回もある。
・実生活でも8割は演技をしている。
・夫は植物が発信する音の研究をしている。
・夫と同じ寝室で寝る(=16.05現在)。
・死後、中村は中村家の墓に、夫は神津家の墓に入る事になっている。
■中村メイコ
□人間関係
・美空ひばり…親友。よくお座敷で一緒に飲んだ。
中村の自宅に遊びに来た美空は自分の家のようにくつろいでいた。
美空がグレンミラーなどにあわせて歌った貴重な生テープを所有(庭に埋めた)。
・森公美子…友人。森がミュージカル女優の修業時代によく食事をご馳走してあげた。
・黒柳徹子…友人。若い頃に生放送のテレビに出演中によく一緒にイタズラをした。
・ジュディ・オング…友人。ドラマで親子役で共演。
ジュディに日本語(敬語)を教えてあげた。
ジュディに服をたくさんあげた(サイズがほぼ同じ)。
・十朱幸代…戦時中に十朱の父親と一緒に奈良で活動。
家が近所だったので十朱がよく泊まりに来ていた。
・榎本健一…子供の頃に榎本から昔の遊びを習った。
・黒澤明…子供の頃に当時助監督の黒澤によくおんぶして貰った。
黒澤が執筆中のシナリオに助言した(子供の話し言葉)。
・徳川夢声…子供の頃に徳川から漢詩を習った。仲人。
・古川緑波…子供の頃に古川から英会話を習った。
・森繁久彌…森繁を「パパ」と呼んで慕っていた。共演多数。
長男の結婚式でスピーチして貰った。
・三木のり平…三木が演出する舞台に出演した時に厳しく指導して貰った。
・杉本哲太…義理の息子(次女の夫、92年結婚)。
・吉行淳之助…初恋の人。
結婚後も夫の前で「吉行さんって素敵よね」と言っていた。
・前川清…憧れている芸能人。
結婚後も夫の前で「前川さんってだーい好き」と言っていた。
・神津義行…作曲家。57.11.20六本木の鳥居坂教会で挙式。
身内やマスコミ用に分けて披露宴を4回やった。
・子供:
長女…神津カンナ。58.10誕生。エッセイスト。
次女…神津はづき。62.07誕生。俳優。
長男…神津善之介。72.12誕生。画家。スペイン在住(=23.06現在)。
※孫…太吉。95.07.27誕生。次女・神津はづきの子供。
※孫…八重。97.08.05誕生。次女・神津はづきの子供。
■中村メイコ
□エピソードなど
・2歳の時に映画「江戸っ子健ちゃん」に出演。
雑誌に掲載された父親と一緒に写った写真を見たプロデューサーにスカウトされた。
・多数の映画・ラジオに出演して天才子役と呼ばれた。
・5歳の頃にテレビの実験放送に出演(ドラマ「謡と代用品」=40年)。
・子供の頃から自分は美人ではないと自覚していた。
現場で「泣かない、愚痴をこぼさない、しかめっ面をしない」を自分に課していた。
・NHKラジオ「ほがらか日記」の人気で天才子役と呼ばれた。
・多数のラジオ番組に出演して「七色の声」と評された。
NHK「ジロリンタン物語」「お姉さんと一緒」など。
・元祖マルチタレント。
子供の頃から俳優、歌手、タレントとして映画、テレビ、ラジオに出演
テレビ初期からドラマ、司会、公開コメディなど多方面で活躍。
・テレビ初期の生放送ドラマで台詞を話しながら衣装を着替えた。
・テレビ初期のドラマはライトが強力でスタジオ内がとても暑かった。
食事シーンで熱でみるみる変色していく刺身を「おいしい」という演技で食べた。
・子供の頃から自分は一貫して「喜劇役者」だと思っている。
・シングル「田舎のバス」がヒット(=55年)。
・3年連続紅白歌合戦紅組司会(=59年〜61年)。
・紅組司会を務めた時の紅白歌合戦の台本は曲順以外は白紙だった(全てアドリブ)。
・江利チエミの楽曲「新妻に捧げる歌」を作詞。
・ドラマ「ノンちゃんの夢」ナレーション。
・ドラマ「わんぱくフリッパー」「猿の惑星」日本語吹替版声優。
・テレビ「連想ゲーム」初代紅組キャプテン。
・NHK放送文化賞を受賞(=83年)。
・日本文芸大賞エッセイ奨励賞(=00年)。
・自宅を「情報ツウ」で公開(=04年3月16日放送分)。
・本番の新鮮味が薄れるのであまりリハーサルをやりたくない(特に喜劇)。
・衣装は常に自前。
・主な著書:
「ママ横をむいてて」「メイコめい伝」「メイコのズッコケ教育」
「オトコ通り八丁目」「拝啓、あのねママ」「いい女になるための自分育ての12章」
「メイコとカンナのかんばれ! お年寄り」「あなたの魅力をひきだす自分育ての恋愛論」
「母と娘でいいたい放題」「老いてほどほど」
「人生の終いじたく だって気になるじゃない、死んだ後のこと。」